オーバーフィッティングの罠
短期間ですぐにシステムに変更を加えたくなってしまう方。最適化の罠に陥っていませんか?
または、そもそもシステムに対して過剰な期待を抱き過ぎてはいないでしょうか。
トレードシステムとは簡単に莫大な利益を生み出す打ち出の小槌でも、願いを全て叶えてくれる四次元ポケットでもありません。
一般的なサラリーマン投資家が本業の年収を超える利益を毎年あげ続けるシステムを誰もが容易に構築できるなら、更に毎月のようにシステムのバックテストの成績が良くなる改良を加えられるなら、相場など成立しないはずです。
過去の一定期間の数字に都合良く手を加えて見掛け上素晴らしい右上がりのシステムができても、過去の数字にフィットさせただけであり、そのような作業を重ねれば重ねるほど将来に渡って機能するのは難しいと考えられます。
システムを作り上げる過程で、誰もが数字を求めたくなります。しかし長く続ることができなければ本来そのシステムが持っている期待値は得られません。
続けられないこと自体、構築段階で何かがずれていたと思わざるを得ません。
システムトレードは自分自身との戦いであり、最大の敵は自分自身です。
毎日トレードしていればそのうちの半分近くは負けトレードとなります。
数回負けが続いただけで、一ヶ月負け越しただけで、このシステムのどこが悪いのか、どう改良すれば数字が改善させられるかと考えてしまうタイプの方にはシステムトレードは向かないでしょう。
全ては結果を急ぎ過ぎてしまうのです。
また、ある短期間の相場にうまくマッチしなかったからといって一概にシステム自体に問題があるとは言い切れません。他と比べる必要も焦る必要も全く無いはずです。
バックテストに比べて数字が見劣りするからとシステムに手を加えることは数ヵ月後に再び同じ道を歩むことに繋がります。
システムを運用する際にはできるだけ長期的な視点で物事を考えるようにしたいものですね。